前日に京阪沿線駅構内で配布していた霊山歴史館「大新撰組展」のチラシをGET。
即、京都行きを決定して今回もまた京都洛中を練り歩いてきました(笑)
今回の巡察は母上と一緒。拙者がなんのかんのと新撰組を無差別布教しているので
それに中てられて母上も最近では話が分かるようになってきました。してやったり。
そんなこんなで、AM10:30。母上と京都駅から史跡巡りSTARTです。
京都駅に降り立って、すぐに見つけて駆け込んだのが大河「新撰組!」のパネル展。
駅の一角で催されていたのですが、早々に素敵なチラシをGET。
新撰組史跡MAP。あるだろうなと思ってはいたものの、結構詳しく載っていたので
みっけものでした(笑)東山界隈で割引が利くしおりも一緒にGET。
で、最近、京都の史跡巡りで利用する「一日市バス乗車券」を購入。
¥500なので一日にあっちゃこっちゃ行くならメチャお得。オススメです(^―^)
(バス内でも販売していますが、京都駅などで購入すれば
バスの運行経路図ももらえます。これがあれば凄く便利です。)
母上と自分の分を購入して、まず向ったのが不動堂村屯所跡。
塩小路通を西へ徒歩10分弱。リーガロイヤルホテル京都前(陸橋手前)に
真新しい碑があります。平成15年夏に有志で建てられた「誠」碑。
朱色で山形と誠の文字が刻まれているので腕章のデザインっぽいですね。
それに近藤さんの歌が。「事あらばわれも都の村人となりてやすめん皇御心」
屯所の広さは一万u。伏見奉行所へ引き払うまでの半年間、
この場所が屯所とされたようですが、その建築費+諸経費を
すべて西本願寺が負担した(させた)ってのが凄いですね。
よっぽどお西さんとしては出て行ってもらいたかったのでしょうが、
距離的に見れば、、、あまり変わらなかったのでは。。。
ホテルから西本願寺なんて徒歩で五分もかからない距離ですし。
碑の横に説明書きがあるのですが、「移転に際し、土方歳三の指示で
吉村貫一郎が西本願寺と交渉…」の一文に母上が感動してました。
何故って、『壬生義士伝』がフラッシュバックしたそうです(笑
屯所跡を後にそのまま北上して西本願寺手前の興正寺へ。
こちらも天満屋事件と並行して土方部隊が出動のあった場所ですが
門を入ってすぐの紅梅が綺麗に咲いていたのでしばし観梅に耽りました。
梅といったら「歳さ〜〜〜ん(´〜`)vvv(総督でも可…←浮気!?)」
そして西本願寺へ。まだ大改修工事中…。あと4年ばかりかかる予定。
平成20年が待ち遠しい〜っ。はやく完成してほしいですね。
修学旅行生達も改修工事中でしょげてましたよ(残念よね。
本堂でお参りしてから参道脇の銀杏の木に挨拶をして向うは太鼓楼。
新撰組本陣の看板が掲げられた600畳敷きの北集会堂があった場所です。
西本願寺での新撰組の大砲・小銃訓練は「断獄刑場にことならず
実に極楽に地獄」といわしめたほどのものだった(談:西村兼文)とのことですが、
これは嫌がらせですね。。。誰の仕業だか言わずとも分かっちゃいますね(笑。
太鼓楼を後に、花屋町通を西に抜けて向ったのは島原。
母上が一度も行ったことがないということだったので、
途中、「誠の湯」なる銭湯に誘惑されつつ、島原大門から
輪違屋、角屋を案内。そしたらツアーの団体客に遭遇。。。
その名も「新撰組観光」…うおっ(0◆0;)やっぱメジャーな場所は混雑必至っ!
てなわけでプラン変更。当初は母上に新撰組をレクチャーすべく
めちゃメジャー(壬生寺など…笑)な場所を最初に案内する予定だったので
行く順番を変えて先に食事に行くことに。向うは料亭幾松っ(^―^)
五条通に出てバスに乗り込み京都市役所前にて下車。
向かいの京都ホテルの桂小五郎像を母上に紹介しながら
AM12:30、木屋町御池上ルの幾松へ。
以前、『そら色のだんだら』のそら太さんに連れて来てもらってから
ファンになりました(笑 京らしさがいっぱいなのが良いです。
それになんといっても御膳のネーミングv
今回は母上のおごりだということで(ありがとうっ母上〜vvv)
前回よりワンランク上の(笑)佐久間象山御膳を注文!
ちょうど大河ドラマで、佐久間象山が歳さんを「木綿豆腐」と名付けた回を
見た後だったので母上も佐久間象山が印象に残っていた模様。(笑
で、食前酒に濁り酒が出されたのですが、これが美味!
親子で下戸なのですが、口当たりが優しくて苦もなく呑めてしまったのに驚き。
…とはいっても食後、親子揃って顔真っ赤にしてたんですけどね(笑
次に御作りや煮物の膳が出されて、続いて揚げたての天ぷら。
そして炊き込みご飯に御吸い物で〆て、最後にデザートのオレンジ。
京都らしい薄味が良かったですv 二時間ほど食事を楽しんで、
残すことなく平らげて御会計に奥のフロントに行ったのですが、、、
「食前酒に出された濁り酒って売ってないんですか?」
って母上ぇっ(0■0;) とうとうお店の人尋ねてしまいました。。。
…よっぽど母上は食前酒が気に入ったようで、、、確かに美味しかったけど。
「無理なこと聞いちゃ駄目じゃないさ…」と母上を嗜めていると、
こともあろうに御会計の方が「今、厨房の者に聞いてきますので…」と
早速交渉に走られてしまわれて。。。「…え!?」みたいな展開(焦。
ほどなくして戻られた御会計の方の手には酒瓶が握られてて…。
「『清酒幾松』の瓶しかなかったので、これに詰めさせて頂きましたが…」
と、特別に売って頂けることにっ(0■0;)>ひえ〜。
そんなわけで、清酒幾松ならぬ「濁り酒幾松」。買わせて頂きました。
早速、この日の夜の食卓に食前酒として添えましたよ(笑
ぐい飲みくらいのグラスに氷と一緒に注いで、冷で飲むのですが
昼の感動を夜にも味わえて、素敵な買い物が出来たと母上も御満悦でした(笑
幾松さん、ありがとうございましたー(^▼^)また伺いますね〜vvv
さて、御腹も頃合になったところで今日の主目的、霊山歴史館
「大新撰組展」を観に行くべく三条からバスに乗り込んで祗園で下車。
そこから八坂神社を抜けて維新の坂をえっちらおっちら上っていきました
ら、やはりというべきでしょうか…こちらも団体様が。。。
が、ここばかりは混雑は覚悟の上で母上も腹を括って突入!
しっかり持参したチラシを提示して団体割引で入館。
2004/1/3〜2004/3/21はT期「新撰組 誕生」ということで、
続くU期は「池田屋事件」2004/3/23〜2004/8/29、
最終V期は「竜馬と新撰組」2004/8/31〜2004/12/26
ということで予定されているようです。U期、V期も観ないとね!
で、入って正面に据えられた木砲にビビリつつ…(客を狙うとは不逞ぇ奴だ。)
木砲右脇のケースに収められた虎徹に釘付け。。。
また振り返れば捜し求めていた島田魁さんの「東将大権現」の幟が!!
戊辰戦争中、島田さんが胴に巻いて闘ったというもので、戦中に負った
銃弾傷の血痕の跡が残る代物。もう感動で涙が出ました。。。
二階に上がれば階段すぐのところに慶喜と竜馬さんの等身大パネル。
並んでみてびっくり…慶喜ってめちゃ小柄な人だったんですね。。。驚きました。
展示品には当時の錦絵や書簡などもあったのですが、目を引いたのは
池田屋の模型!!例のっ巷で噂のっ、フルタのフィギュアがそこに!!
めっちゃカッコよくて、母上も思わず嘆息をもらした程でした。
帰り際、売店でフィギュア「売り切れ」の表示に悔しかったのなんのっ(笑
とにかく人が多くて、展示物を見るのも押すな押すなの混雑ぶり。
負けずに人の間を掻い潜って新撰組を堪能してきましたが、疲れた〜。。。
そんなわけで、ぐったりしながら霊山歴史館を後に次に向ったのは壬生!
石壁小路などを通って祗園までもどり、そこからバスで大宮まで。
PM4:00。さすがに夕暮れ時なら壬生界隈も観光客は少なかろう…
とふんで行ったのですが、、、甘かった!!ありえない人の多さっ(0_0;)
さすがというべきか大河影響って凄いですね。すでに心無い観光客が
色々迷惑を掛けているという噂を聞きますが、皆さん気を付けましょうね。
娯楽施設でもテーマパークでもないので、そこらへん弁えましょう。
…といった注意を呼び掛けるよう、行くところ行くところで協力を願われるくらい
方々で深刻な問題になっているようで、ちょっと痛い現実にとほほ〜。。。
さて、そんな壬生でまずは前川邸へ。今年、玄関を改装されて新撰組グッズを
販売されるようになったんです。これまでは門前で「ここが前川邸かぁ…」と、
立ち止まることしか出来なかったので、中に入れてドキドキしました(笑
で、そこにもフルタのフィギュアを発見。…やっぱり売り切れでした(泣。
「すごい人気で入荷できない状態なんですよ…」との奥さんの言葉に
親子で肩を落とすと「3/8に関西で発売予定ですよ」と情報を頂きました。
気さくに御話して頂けて、しばし新撰組談義させて頂きました。
新撰組の映画の1シーンで前川邸の門が使われたらしく、白黒ですが
そのパネルなんかも展示されてました。ちょうどこの日、時代劇専門チャンネルで
「新撰組まつり」をしていて、そのパネルの1シーンがどの映画かチェックしましたら
どうやら1974年の草刈正雄さん演じる『沖田総司』からのもののようです。
いや〜。タイムリーで観て一層感動しましたv
前川邸の次には八木邸へ。こちらでは毎度おなじみの屯所餅を購入して
スルー。壬生寺へ足を向け、、、こちらも人の多さに面食らいました。
ついこの前までは人っ子一人いなかったのに。。。←酷い。
今日は二人とも数珠を持ち合わせていなかったのでお墓参りは
また今度、と避けて壬生塚も光縁寺も横切るだけにしました。
PM5:00、もう日も暮れてきましたが最後に黒谷へ!
大宮からバスで岡崎道下車。もうお寺も閉まっているだろうな…、
と諦め半分で行ったのですが、読経が響く境内は雰囲気満点でした(怖
また高台に位置するので境内から京の街のイルミネーションが綺麗に見えました。
で、毎回のことなんですが黒谷から祗園に再度バスで出て、茶寮都路里で
抹茶を頂いて帰路につきました。今日は母上も新撰組を満喫できたようで
(拙者は絶対手を出さない新撰組暖簾やTシャツを買おうとしたくらい…)
また次も一緒に幕末を旅しようと約束したので、手応え有りでした(ニタリ。
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