巡察

2002.11.03

京都巡察 : 鍵善の葛きりは美味ですv


三ヶ月ぶりの京都巡察☆ やっぱり京都は素敵♪
別に何もなくても京都の街にいるだけで空気が違うんです★
「 嗚呼…千年の都、京都〜♪」と胸が躍りっぱなしです★

さて、今回の巡察は拙者と先輩隊士二人に民間人(笑)一人という
四人連れ立っての行動だったので史跡巡りもそこそこに、
甘味処・鍵善へ葛きりを食べに行きました♪

まだ時期的に紅葉には早い京都だったのですが、
観光客の多さはあいかわらずでした( ̄▼ ̄;)
鍵善に辿り着くまでも人ごみに揉まれ、
辿り着けば辿り着いたでお客さんの長蛇の列。。。
それでも30分待って席に着けたのは幸運でした★
オーダーストップに間に合って好かったよ〜。。。

拙者と民間人の友人は黒、先輩隊士方は白で注文★
色は蜜の色のことね(^ x ^)
待つこと数分。来た来た来た来た来ましたよ〜vvv
でんっでんっででんっ!!
四つも並ぶと机にいっぱい×2です★

拙者は食べる時、御椀の黒蜜に映った
自分の顔を覗くのが好きです♪
だってすっごく幸せそうなんですものv
黒蜜は黒砂糖の濃厚な蜜で、
まったり好きな方にお勧めですよ★
白蜜も交換して食べさせてもらったのですが、
こちらはしつこくない甘さでスッキリ味★

「総司は確か黒蜜派だったよね〜」

「16杯半、食べますか?」

某新撰組の漫画読者なら「ははん♪」と思われることでしょう★
彼が16杯半を完食したという、ここの葛きり★
1杯でも相当お腹がふくれるものですが…16杯半。。。
完食したら伝説になることでしょう。。。葛きり伝説。。。
ということで先輩が伝説に挑戦っ!!(冗談)
せいぜい一杯半がやっとでしたよ私達(^_^)>
一杯じゃないんだ。。。

こちらの葛きりは吉野の本葛を使用されている
とのことですが、吉野葛とは
吉野(奈良県)で産する上等葛粉★
葛の葉は家畜の餌とされるので
葛粉になるのはその根の部分です★
で、この葛の薬効って皆さんご存知でしょうか?
葛根湯は初期の風邪に効きますし、
葛湯は下痢止めになるんですよ★
←意外に知られてませんよね?
しかも葛きりは宿酔(いわゆる二日酔)を
覚ますのに効果があるんです★

で、感覚的に葛って平安時代の頃から食されていたように
思っていたのですが、(無知って怖い)
なんと採集にあたったのは江戸時代のこと★
上記の葛根の滋養と薬効分を知って最初に採集したのは
元和二年(1616)大和(奈良県)の農夫、与右衛門さん★
だから吉野葛は古く「与右衛門葛」と呼ばれていたんですって★

大変美味しく頂いて、葛についてマメ知識を得たら
帰り垳には御土産を購入してゆきましょう♪
日本のスイートポテトならぬ芋饅頭「おひもさん」GET★
シナモンがアクセントに美味しい一品です★

。。。と帰り際、百貨店に来ていた地方物産展で
伊予松山藩の御菓子なるものを発見して此方も購入★
藩主が長崎で食した西洋菓子のレシピをアレンジして
ロールケーキに餡をまいたという江戸時代の一品★
足軽身分だった原田さんは食せなかったかなぁ?
どちらも帰宅後美味しく頂きました♪ 。。。今回は食べてばっか。。。


2002.11.03

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