先の階段駆け上がり大会から御世話になってます
「京都新撰組町作りの会」よりお誘い頂きまして、
またもや新撰組で出動です(笑。今回は春の全国交通安全運動(^―^)
というわけで、この日は会社は有休をとって(すいませんっ)臨みました。
出動依頼は京都五条署の交通安全パレード。
京都市内の繁華街でパレードを行い、交通事故防止を訴えるというものでした。
が、またしても事前に多くは知らされず、よく分からないままに当日を向かえ、、、
AM11:15。集合は京都烏丸にあります五条署…ということだったのですが、
直接一人で警察署に乗り込むには勇気がなかったので(゚▼゚△←小心者
かねてより毎度お世話になってます龍馬会のひとしさんと待ち合わせて
手前の茶店でコーヒーを引っ掛けてから、いざっ、たーのーもー(小声。
カウンターの方に今日のパレード参加の旨を伝えて案内して頂き、
控え室に向かう道々で警察官と挨拶を交わしつつ、内心では
「うわー、、、警察署入っちゃったよ、、、警察官いっぱいだよ〜」
と、ドキドキするやらハラハラするやら…(゚■゚△
通された控え室(柔道場)にて早々と着替え、
「一体これから何が始まろうとしているんだ…??」ときょときょとしながら、
昼食は五条署の食堂でカレーを頂きました。美味しかったですv
そこで今回ご一緒する方々と改めて顔合わせをさせて頂きました。
平成新選組会の皆様。そして女性オンリーという「新選組ファンクラブ」の皆様。
ここで名古屋から馳せ参じられたファンクラブ会長、美音さんより
アイシングで「誠」と書かれたお手製のクッキーを頂きました。
これまた美味しかったですv ありがとうございます(^ヮ^)v
そんなこんなで、やはり好きな者同士、すぐに意気投合して
新撰組話でもりあがっていれば時間となり、簡単にパレードの趣旨を伺って
段取りなどの打ち合わせをして(掛け声などの練習もして)さぁ出陣です。
って、最初から凄かった。。。何が凄いって、
パレードのスタートが三条河原だというのでそこまで移動したんですが、、、
パトカーやら護送車やらで警察官方々が送って下さいましたよっ(驚!
さすがにサイレンは鳴らされませんでしたが(残念…コラ。
すれ違う車、追い越す車、沿道の人達、皆に振り向かれ……(恥。
「なんか悪いことしてるのかな私達?」「護送されてるしね…」
なんて婦警さんと御話しながら、「そうそうできる体験じゃないよね」
と、行き着いた結論に大満足しながら三条河原まで護送されました(笑。
さて、河原に降り立てば対岸からサクラの花吹雪v そして早速始まる撮影大会!(笑。
パレードを一緒に歩く商店街の方達らも続々と集結。そして一緒に記念撮影v
「これ借り物?」「自前の着物??」と時代衣装(だんだら羽織)に興味津々の皆様。
拙者などは自前でも購入したものですが、参加者の中には自作衣装の方もいて凄かったです。
なんて具合にはしゃいでいるとゾロゾロと集まりだした五条署の額兵隊…
もとい、府警音楽隊。そしてミニスカポリス…(笑)女性のフラッグ隊ですv
先頭は五条署警察隊。そして我ら見廻り隊で隊列が組まれ、
そのまま三条河原でまずはパレードの開会式。
交通課から交通安全と交通事故防止の開会の言葉があり、
音楽隊の演奏に合わせて、さぁ出発です!「応っ!」
三条通りを西へ進み、三条小橋を渡って池田屋跡の前も横切り、
河原町通りを下がって河原町三条交差点で摘発活動を行いました。
我ら見廻り隊は30名程での参加だったのですが、やはり
だんだらは数が揃うと迫力がありますね(゚■゚;ビックリしました。
沿道の人達も一体なんのパレードだか最初は分からなかったようで
「何かの撮影?」「お祭でもあるの?」といった具合で、、、
先頭には「下京中京(しちゅう)見廻り隊 」という横断幕を
掲げていたのですが、洒落です。。。おちゃめな五条警察です。
河原町三条交差点での摘発活動では「交通安全を心掛けてください」、
「交通ルールを守りましょう」などの呼び掛けと一緒に、沿道の方へ
ポケットティッシュをお配りしたのですが、これがビックリ。
配るより先に皆取りに着て下さって。。。そして一緒に写真撮影(笑。
って、京都の人ってカメラいつも常備してるんですか??
また、交通安全運動とは全く関係ない寸劇披露などもあり、
かなり盛り上がりました。皆さんエンターテイナーですねー(゚ヮ゚)
小一時間ほど摘発活動をして、その後河原町通りをさらに下がって
四条通まででて通りを西に向けて進み、烏丸通まで出てパレード終了。
あとはぞろぞろ五条署までテクテクもどり(これも異様な風景でした)
警察署正面で署長さんも一緒に集合写真を記念撮影v
後日、五条署より記念写真を送って頂きました→ありがとうございます!
時間にしてみれば三時間ばかりだったので、このまま終わるには
勿体無い!と、早速仲良くなりましたファンクラブの皆様と一緒に
羽織袴のまま壬生界隈へ繰り出すことに!勢いです勢いっ(0_0;
で、まんまと大はしゃぎ。そしてここでもやっぱり撮影大会です(笑
平日にも関わらず、今年はやはり大河の影響あってか、壬生は今日も
観光客で賑わっていて、団体観光客に捕まって私達アイドル状態でした(汗
「女の新撰組はおらんで〜」なんて言いながらも、
まんざらでもないおじ様達や、「綺麗な隊士や。沖田総司やな?」なんて
総司を「そうし」と呼ばれたことで年代が分かってしまう奥様方と一緒に
「旅の思い出になれば幸いです〜」と、あっちでもこっちでも記念撮影。
なかなか楽しかったですよ(笑
そして今日は、とある方からの紹介で前川邸へ御邪魔させて頂きました。
前川邸は一般公開されていないので、この巡察での報告の許可は頂きました。
御主人が蔵を案内して下さいましたので、覚えているだけ綴りますね!
前川邸の蔵、といえば。御存知、古高俊太郎の拷問蔵です。が、
屋敷内に蔵は二つあります。南手が天保八年、東手が天保十年に
作られたもので、古高俊太郎拷問の蔵は天保十年に作られた方。
共に扉の上や瓦などに三重の輪が見られますが、これは
前川家公用の紋ということで、家紋と併用されたものだそうです。
さてさて、重く分厚い三重の扉を開けて頂きました古高蔵(略)。
今も当時のまま土壁の蔵が残されています。
ただ残念ながら、ご主人に伺いましたところ、蔵の支柱すべてが
シロアリにやられてしまい、また地盤が傾いてきているということで
蔵を残す為に、先頃大掛かりな修復工事をされたとのことです。
なので丸々当時のものというわけではありませんが、
それでも往時を偲ばせるそこここを拝見させて頂きました。
修復されて内部は綺麗に仕上げられたものでしたが、
いきなり床板を剥がし始める御主人。「???」と覗き込めば、
そこには床下に掘られた深さ1.7m 程の溝。
入り口の方まで横に2m 位同じように溝が掘られているのですが、
どうも、重い千両箱なんかを出し入れし易いように造られた物
ということで、金蔵にはよくある構造だそうです。
そして次に紹介して頂いたのが寸分の隙もない階段箪笥。
よくよく見ないと気付かないしっくい型の鍵も開け閉め
させて頂きましたが、この階段箪笥は当時のものということで、
今でもつっかえなく開閉できるひきだしには匠の技を見せられました。
では、いよいよ二階へ参ります。
頭上に気を付けながら階段箪笥を上り詰めましたら
わりと高い天井に滑車が引っ掛けられ縄が垂らされてあります。
よく資料で見てます例の光景がそこにありました(゚―゚;本物だ。
この滑車。例の拷問では古高さんを宙吊りにするのに
使われたものですが、当然本来の目的は蔵の荷降ろし用。
なので、滑車のある下の床板は、横に張られた梁に
置かれているだけで取り外し可能な仕組みになっています。
ここでご主人、粋な計らいにも床板をまんまと外して下さいました。
どんどん情景が当時とシンクロしていってドキドキしました〜(゚―゚;
今回は残念ながら、丁度新撰組展が催されていて所蔵の
「近藤落書きの雨戸」であったり「刀傷の出窓枠」であったりが
出張中で直に見せて頂くのはまた次回ということだったのですが、
一般に未公開の場所を見せて頂けたこの幸運には大感謝です。
さて、感動も一入のところ本日最後の〆とばかりに
パレード参加者一同で打ち上げに参加してきました。
所は大宮駅北にあります、新撰組ファン出入りの屯所。
御座敷を借りて新撰組のように(?)ドンチャン騒ぎしてきました。
またの機会を楽しみに、今回も御疲れ様でしたー!!
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